いのちの道コラム

 < 当教会は聖書を神の言葉と信じ、それを生活と信仰の土台にするプロテスタント教会です。

エホバの証人、モルモン教、統一協会とは一切関係ありません。>

 

 

 

いのちの道コラム2019年4月号

   「真の知恵によって生きる」

大久保満

 

映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」の中で、主人公のフォレスト・ガンプと同じ故郷出身のアフリカ系アメリカ人のバッハは、ベトナム戦争が終わったら、一緒にエビ漁の仕事をしようと約束します。エビ漁師の家庭で育ったバッハは、エビについての知識が豊富だったからです。しかしながら、悲しい事に、その戦争で、バッハは命を落としてしまいます。それでも、ガンプは、友人との約束を守るために、エビ漁の仕事を始め、大成功を収め、億万長者となります。ところが、ここでガンプは、常識では考えられない行動を起こします。彼は、一度も会った事のないバッハの家族を訪れ、会社の収益の半分を寄贈し、また、残りの半分を様々な所に寄付しました。多くの観客は、このガンプの行動に、あきれて愚かではあるけれども、純粋で単純な行動に感動しました。

さて、私たちが生きている社会は、一般的に成功至上主義です。人よりも良い学校を卒業して、人よりも良い仕事に就いて、人よりも成功する事が美徳とされています。また、人をうまく利用してでも、自分の思い、願望を達成させる事を教えています。しかし、勝てば勝つほど、その心には、寂しさ、虚しさ、そして、疲れを味わいます。それは、成功至上主義と言う競争の中で、人と心を分かち合う事が難しくなるからです。それゆえ、時に、人は、自分の心を満たすために、残忍で非人道的な事件を起こしてしまう事があるのです。

聖書には、一生懸命に掘った井戸をすべて奪われてしまうイサクと言う人の話が出て来ます。(創世記26章17~22節)彼は、自分が掘った井戸に対して争うことなく、次の場所に移って、争いがない所の井戸が見つかるまで掘り続けました。彼は、必ず、神様が井戸を与えてくださる事を信じて掘り続けました。その信仰ゆえに神様は、イサクを大いに祝福しました。世の常識では、イサクを「負け組」「愚かだ」と考える人もいるでしょう。しかし、イサクは、神様の前では知恵深かったのです。なぜなら、イサクは、真の知恵は、すべて神様から来る事を信じていたからです。主なる神様のことばに従って生きる時、真の知恵が与えられ、神様の祝福の中で、生きる喜びと愛に満ちた生活を送る事が出来るのです。

「見よ、高慢な者を。その人の心は正しくありえない。しかし、神に従う人は信仰によって生きる。」

(ハバクク書2章4節/新共同訳)