いのちの道コラム

 < 当教会は聖書を神の言葉と信じ、それを生活と信仰の土台にするプロテスタント教会です。

エホバの証人、モルモン教、統一協会とは一切関係ありません。>

 

 

 

いのちの道コラム2018年11月号

 

「土の器の中にある宝」

大久保満

 

  3,106カラットのダイヤモンドの原石が、南アフリカのトランスバール地域(現在の南アフリカ共和国内を流れるバール川の北側地域)の鉱山で、1905年に発見されました。このダイヤモンドの原石は、それまで発見された物の中で最大の物で、しかも、とても品質の良い物でした。そのダイヤモンドは、発見された鉱山の所有者のトーマス・コーリナンから、「コーリナン」と名付けられました。その当時のトランスバール地域は、イギリス政府の植民地でした。それで、イギリス植民政府は、そのダイヤモンドをトーマス・コーリナンから買い取り、イギリス王国のエドワード7世に誕生日祝いとして送る事にしました。

 しかし、それに目を付けたのが、その当時、凶悪と言われていた盗賊たちでした。そこで、イギリス政府は、いかにダイヤモンドを南アフリカからイギリスに無事に運搬するか、様々な策を考えました。その中で、一つの妙計を思い付きました。その案とは、「本物」のコーリナンを平凡な箱に入れて、普通の小包としてイギリスに発送し、「偽物」のコーリナンを厳重に警備しながら運搬するというものでした。そして、この作戦は、成功しました。盗賊たちは、あらゆる手段で、偽物のコーリナンを奪い取ろうとしましたが、気づいた時には、すでに、「本物」のコーリナンは、イギリス王国に到着していました。

 この事は、主なる神様が、私たちの人生を導いてくださっている事と似ています。つまり、イエス様によって、罪清められ、光り輝く宝石の様にされたクリスチャンたちを、主なる神様は、この世で名もなく光もないように生きるされる、という事です。私たちは、天使の護衛を受けながら何不自由なく、華やかに歩みたいと思って生きていますが、主なる神様は、私たちをそのような歩みに進ませることを望んではおられません。なぜなら、華やかに、名誉や名声、お金儲けや快楽を求めた生活をしていくのなら、弱い私たち人間は、すぐに、悪魔の手にかかって堕落してしまう事を主なる神様はご存じだからです。主なる神様は、私たちが、この世の悪から守られ、聖く生きていく事を望んでおられます。ですから、この世で有名や金持ちになる事、名誉や名声を得る事、何不自由のない生活を送る事を望むのではなく、イエス・キリストにある聖い生活を送る事を望みましょう。たとえ、今の生活が華やかでなくとも、主なる神様を見上げて、忠実に生きていくのなら、あなたの内にある光輝く宝が守られ、力強く生きて

いけるのです。

 

「私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかにされるためです。」 

(第二コリント人への手紙4章7節)